今日はボローニャという町に行った。ボローニャは13世紀に貿易の中心都市として栄えた商業都市である。ミラノからは特急電車で約1時間45分。準急でも2時間半。料金が安いし2時間半ならすぐなので私は準急電車で行くことにした。料金は準急で10.12ユーロ。(2等席)駅のBARでチョコレートとスナック菓子を買い電車に乗った。電車に揺られ、窓から外を見るとどこまでも広い広い大地が広がっている。2時間半もあるのでイタリア語を少しでも覚えようと本を読んでいたが、いつの間にか眠っていた。
駅に着き、観光案内所で地図を手に入れマッジョーレ広場に向かうことにした。広場まで続くインデペンデンツァ通りには薄いレンガ色やくすんだピンク色をした建物が立ち並んでいる。誰かがボローニャはフィレンツェに似ていると言っていたことを思い出した。私は今まで行った町の中でフィレンツェが1番好きだ。ずっと住むならフィレンツェみたいな町に住みたいと思っている。この町もそんな風に私に思わせてくれるのだろうか・・・。
人はたくさん歩いていたが、車は少なかった。9月20日広場、モンダニョ―ラ(たぶん公園)、を通り8月8日広場へ。8月8日広場ではマーケットをしていた。それにしても広場の名前に日にちがついてるなんておもしろい。何かいわれはあるのかな?
9月20日広場 モンダニョ-ラ入口
8月8日広場
マーケットで白と赤のスニーカーを10ユーロで購入。スニーカーに履き替え再びマッジョーレ広場に向かう。途中のホテルの庭にはきれいな花がたくさん咲き、その横でたくさんの人がランチを楽しんでいる。メトロポリターナ教会を見た後、横の脇道にはいるとそこにはミラノではあまり目にすることの無い風景が広がっていた。細長い小道にレンガ色の建物。家の前では子供が自転車に乗ったり、ボール遊びをしている。ちょっとした田舎町って感じ。私のヨーロッパに対するイメージと同じかな。脇道沿いにもマーケットがいくつか出ている。グミやナッツ、チーズにサラミ・・・
チーズの試食をもらい、食べながら歩いているとどこからともなく香ばしい匂いがしてきた。匂いにつられて歩いていくと薄くて茶色い物体が次々と出ている機械を発見。
立ち止まって見ているとお店のお母さんが機械から出てきたばかりの薄くて茶色い物体を私にくれた。あったかくてほんのり甘い。
袋を見ると‘BRIGIDINI’と書いてあった。
少し歩くとまた見たこともない物体を発見。何かの豆だと思うけど・・・。たくさん積み上げられた豆達は気持ちよさそうに水浴び中。‘LUPINI’と書いてある。後日、友達に聞くとやはり豆の種類だと言っていた。古い町並みを楽しみながら細い小道を抜けると、目の前にマッジョーレ広場が現れた。
広場のBARにはランチを楽しんでいる人がたくさんいる。市庁舎の前の階段にもたくさんの人。裸で寝そべっている人、サンドイッチを食べている学生、おしゃべりを楽しんでいる女の子・・・。
私はお昼ごはんを買いに近くのBARへ行った。モッツレラチーズとトマトが入ったピザの包み焼きみたいなものとパニーニを買い、(食べ過ぎ?)ネプチューンの噴水の下で少し遅いランチ。包み焼きを半分にすると中からチーズがとろけだす。
「おいしいーーーーーーーーーーーーーー!!!。
イタリアにいると毎日、いや毎食のようにおいしいと言っている様な気がする。食べ物がおいしいということはとても幸せなことだよね。ほんっと幸せ。
ネプチューンの噴水は16世紀に造られたもの。噴水の中央の大きなブロンズ像は海神ネプチューン。
ネプチューンの下にいる女性像は海の精霊セイレーンなんだって。本当によくできている。芸術には無頓着の私だけど、教会の絵、ステンドグラス、像・・・どれもこれも何時間見ててもあきない。
お昼をすましネプチューンの噴水から東に少し歩いたところにある、斜塔へ。実はボローニャの町が一望できるこの斜塔へ行くのが1番の目的なのだ。 つづく・・・